SBI損保の自動車保険に加入を検討中の方へ。自動車保険の専門家がSBI損保の全てをまとめてみました
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東京の六本木一丁目にある泉ガーデンタワー内に本社を構えるSBI損保。インターネットを通じて金融サービスにおいて価格破壊を起こし続けているSBIホールディングスの子会社です。
会社設立当初は、SBIホールディングスがあいおいニッセイ同和の支援を受けながら会社の骨格を作りました。どの通販型保険会社よりも、高品質な安心を安価な保険料で保険を提供することを目指してスタートした会社です。
実を申し上げると、私はこの会社が設立した当時をよく知っております。私がまだSBIホールディングスで働いていたころ、席の後ろで、4人の社員が夢を語りながら会社設立の仕事を行なっておりました。
産まれる瞬間から見続けてきた我が子のようなSBI損保について自動車保険の専門家が全てをまとめてみたいと思います。
SBI損保の通販型自動車保険会社における売上ランキング
損害保険会社の規模をしめす売上ランキングは、正味収入保険料という指標で確認することが可能です。SBI損保は2017年4月1日から2018年3月31日までの売上ランキングでは主たる通販系自動車保険を取り扱っている損害保険会社の中で6位の結果になりました。
SBI損保の自動車保険は価格戦略をとっていることから、どうしても正味収入保険料という面では見劣りしてしまいます。また、バイク保険やドライバー保険を取り扱っていないため、自動車保険による収入保険料のみとなります。
また、SBI損保はソニー損保やアクサ損害保険と異なり、テレビCMをどんどん流して認知度や高感度上げる戦略ではなく、保険料で勝負をする会社です。
親会社にあたる、SBIホールディングスには5つの経営理念があり、その一つに
従来の金融のあり方に変革を与え、インターネットの持つ爆発的な価格破壊力を利用し、より顧客の便益を高める金融サービスを提供する。
という理念があります。まさに、理念を具現化するために産まれた損害保険会社なのです。
SBI損保の正味収入保険料の推移
SBI損保の自動車保険種目の収入保険料推移を確認しました。SBI損保は安い自動車保険料を武器に、インズウェブや価格.comなどの一括見積もり比較サイトを活用して急激に成長してきました。
SBI損保が一番安い保険料の商品を出している間は成長をできるのですが、他の通販型自動車保険を取り扱っている損保会社が、SBI損保より安い保険料の自動車保険を出すと、どうしても契約の伸びが鈍化します。
過去5年間の正味収入保険料の推移を見ると、アクサ損害保険やセゾン自動車火災のように右肩上がりに成長していません。つまり、価格競争において、他社との競争が激しくなっているようです。
ランキングサイトにおけるSBI損保の評価
SBI損保が自動車保険に関する主たるランキングサイトでどのような評価を受けているかまとめてみました。
オリコン顧客満足度ランキング/自動車保険のランキング・比較
SBI損保は、音楽のランキングで有名なオリコン社が行なっている、自動車保険の顧客満足度ランキングでは下落傾向にあります。
- 2015年:7位
- 2016年:9位
- 2017年:調査なし
- 2018年:12位
- 2019年:14位
2019年の保険料に関するランキング調査では4位という結果になっておりました。保険料に関する部門では強い存在感を発揮したいところですね。
ただ、ランキングが下位だからというわけでもありませんが、オリコンランキングはこちらの記事で紹介している通り、フェイクランキングと考えても問題ないかもしれません。
J.D.パワー 日本自動車保険 事故対応満足度調査
自動車事故の事故対応満足度調査を外資系の調査会社、J.D.パワー社が行なっております。残念ながらJ.D.パワーの事故対応の満足度調査結果では、業界の平均以下という結果になっています。
- 2016年:14位
- 2017年:12位
- 2018年:14位
SBI損保はここ数年間で、仙台・福岡の事故対応部署を新設しております。自社のアジャスターが対応できる範囲が広がって、少しずつ満足度も上がっていくはずです。翌年以降の結果をみていきましょう。
HDI格付けベンチマーク(新規のお客様のお問合せ)
コールセンター対応やウェブサポート体制を評価する、HDI-Japan(運営会社:シンクサービス株式会社)において、過去3年ほぼ高評価を獲得し続けております。
WEBサポート
- 2016年:★★★(最高評価)
- 2017年:★★(高評価)
- 2018年:★★(最高評価)
問合わせ窓口
- 2016年:★★(高評価)
- 2017年:★★(高評価)
- 2018年:★★★(最高評価)
SBI損保の会社概要
SBI損保の沿革
- 2006年 6月 SBI損保設立準備会社を設立
- 2007年12月 損害保険業の免許を取得。SBI損保に社名変更
- 2008年 1月 自動車保険の販売開始
- 2012年 8月 がん治療費用保険の販売開始
- 2016年10月 火災保険および地震保険の販売開始
SBI損保の拠点数
SBI損保は SBIホールディングスがある東京の六本木一丁目に本社をかまえています。また、損害調査部門を東京・大阪・仙台など5カ所にあります。また、コールセンター を佐賀に開設するなど、全国にすこしずつ拠点網を広げています。
コンタクトセンター
- コンタクトセンター第一部(東京都渋谷区)
- コンタクトセンター第二部(佐賀県鳥栖市)
自動車事故対応を行なう部門
東京と大阪にあった自動車事故の損害調査部門が、仙台と福岡にも開設されました。
- 損害サービス第1部
- 損害サービス第2部
- 損害サービス第3部
- 損害サービス第4部
- 損害サービス第5部
※2018年のアニュアルレポートより参照
SBI損保の代表取締役
SBI損保の代表取締役は島津勇一さんです。SBIグループが創設されてまもない、2000年にSBIグループに入社。あざみ生命やSBIアクサ生命(現アクサダイレクト生命)設立などからグループの保険事業に深く関わっています。
SBIホールディングスがSBIアクサ生命の株式をアクサに売却したのち、SBIグループが買収した少額短期保険会社の取締役を複数経験したのち、2018年にSBI損保の代表取締役に就任しております。
FacebookやアカウントやEightのアカウントを開設しています。
島津 勇一
https://www.sankeibiz.jp/images/news/150124/bse1501240500001-p1.jpg
- 1991年 慶應義塾大学 卒業
- 1991年 三井生命(現:大樹生命)入社
- 2000年 ソフトバンク・ファイナンス入社
- 2008年 SBIアクサ生命取締役
- 2012年 SBI少額短期保険株式会社 取締役
- 2013年 SBIいきいき少額短期保険株式会社 取締役
- 2014年 SBIいきいき少額短期保険株式会社 代表取締役
- 2017年 SBI損害保険株式会社 代表取締役社長兼CEO
SBI損保の従業員数
SBI損保の従業員は約500強の従業員がいます。なお、SBI損保の新卒社員はSBIホールディングスに入社後に配属されます。
- 528名(2018年3月31日現在)
SBI損保の関連会社
- SBIホールディングス株式会社
- SBIインシュアランスグループ株式会社
- SBI生命保険株式会社
- SBIいきいき少額短期保険株式会社
- SBI日本少額短期保険株式会社
- SBIリスタ少額短期保険株式会社
SBI損保のイメージキャラクター
SBI損保のテレビコマーシャルを地上波で見ることはあまりありませんが、芸能人を活用したテレビコマーシャルを作っています。
- 小島 瑠璃子(2018年7月から)ブログ
SBI損保のyoutubeチャネル
公式チャンネルSBI損保
SBI損保の公式チャンネルです。TVCMなどの動画をご覧いただけます。 ■SBI損保のサイトはこちら https://www.sbisonpo.co.jp/
SBI損保のFacebookページ
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Yahoo!知恵袋に寄せられているSBI損保に対する質問
https://chiebukuro.yahoo.co.jp/search/;_ylt=A2RivcTcV7JckUUAIgBQY.B7;_ylu=X3oDMTBwczBuNmMxBHZ0aWQDY2hpZWJ1a3Vyb19zcmMxMF8wMDE-?p=SBI%E6%90%8D%E4%BF%9D
SBI損保と他の通販型自動車保険を販売する保険会社を比較してみた
SBI損保と他の通販型自動車保険を販売する会社を2つの点で比較してみました。
2台目新規をわかりやすく説明しているホームページはどっちの保険会社
SBI損保は自動車保険以外に火災保険などのその他種目を取り扱うことから、トップページはどうしてもゴチャゴチャしてしまうことがあります。安心を買いにこられた方に対して、ウェブサイトから安心を与えているか、常に考えていただきたいですね。
SBI損保とソニー損保
SBI損保が10対30でソニー損保に敗北する結果になりました。詳細はこちらから。
SBI損保とアクサ損害保険
SBI損保は10対10でアクサ損害保険と引き分ける結果になりました。詳細はこちらから。
SBI損保と三井ダイレクト
SBI損保が5対15で三井ダイレクトに敗北する結果になりました。詳細はこちらから。
SBI損保とセゾン自動車火災
現在調査中
SBI損保とチューリッヒ保険
現在調査中
SBI損保とイーデザイン損保
SBI損保が7対13でイーデザイン損保に敗北する結果になりました。詳細はこちらから。
SBI損保とそんぽ24
現在調査中です。
2台目の新規として加入するならどっちの保険会社
SBI損保は価格戦略で戦う会社ですが、ソニー損保との比較において完敗という結果になっています。そもそも自動車保険は何を提供している商材なのか。改めて考えれば、この数値は改善されていくはずです。是非ご覧ください。
SBI損保とソニー損保
SBI損保が5対35でソニー損保に敗北する結果になりました。詳細はこちらから。
SBI損保とアクサ損害保険
SBI損保が9対11でアクサ損害保険と敗北する結果になりました。詳細はこちらから。
SBI損保と三井ダイレクト
SBI損保が9対11で三井ダイレクトに敗北する結果になりました。詳細はこちらから。
SBI損保とセゾン自動車火災
現在調査中
SBI損保とチューリッヒ保険
現在調査中
SBI損保とイーデザイン損保
SBI損保が6対14でイーデザイン損保に敗北する結果になりました。詳細はこちらから。
SBI損保とそんぽ24
現在調査中です。
最後に
SBI損保設立時に語られた夢がありました。10年経った今でも、設立時にいた4名のうち、1名が今もSBI損保に残っています。そして、その時の夢を追い続けてくれていると信じています。
10年もの年月の中で、多くの人の出入りがあったかと思いますが、SBI損保に必要なのは安心を提供することです。安心を販売している事業者として、今提供できているサービスに安心があるのか。今使っているホームページに安心があるのか。
提供する安心に限りはないです。
アンケート結果をみてもらってわかるとおり、保険料比較ではほぼ勝つであろうソニー損保と比較されたときに選ばれない。そこには、保険の本質であるリスクを買い取ってもらえる安心が劣っているからです。
設立時に特約はわかりやすい日本語で提供しよう。携帯電話みたいに”家族割り”にしよう。そうです。わかりやすい安心を伝えようとしていました。
SBI損保が保険料だけで選ばれるのではなく、SBI損保が一番安心できるから選びたい。多くの方がリスクを保険料を支払って預けてくれる。そんな会社になってくれればと今も願っております。
頑張れ!SBI損保。
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