これが、ペット保険(犬・猫保険)の保険会社を選ぶおすすめ方法

投稿日:2016年6月9日

ペット保険を選んでいる際に、アニコム損保やアイペット損保などの損害保険会社が扱う保険商品とアニマル倶楽部などの少額短期保険会社が扱う保険商品があることに気づきます。果たして違いはなんでしょうか。

ペット保険を扱う会社

ペット保険を扱っている保険会社には、「損害保険会社」と「少額短期保険会社」の2種類があります。保険商品の補償内容には特に違いはありませんが、運営会社に少し制度的なものでの違いがあります。 

損害保険会社とは

「損害保険会社」とは、損害保険を扱っている保険会社です。自動車保険や火災保険等が有名です。このような損害保険会社は『損害保険契約者保護機構』への加入が義務付けられている保険会社です。そして万が一に保険会社が経営破綻した場合には、保険金、返還金等は原則として補償されます。

『損害保険契約者保護機構』ホームページ

損害保険契約者保護機構

損害保険契約者保護機構は、損害保険会社が経営破綻した場合に、破綻損害保険会社の保険契約者等を保護し、もって保険業に対する信頼性を維持することを目的として、保険業法に基づき1998年12月に当時の大蔵大臣の認可を受けて設立された法人です。 …

損害保険契約者保護機構

現在は、損害保険会社41社が加入しており、もし会員の保険会社が経営破綻しても救済してくれる保険会社があらわれて現在契約している保険内容を引き継いでくれます。

少額短期保険会社

「少額短期保険会社」とは、文字のごとく少額な短期保険商品を扱う会社です。人間の場合、生命保険の補償内容は死亡保障が1000万円以上10年以上や終身などの長期契約が主な保険商品です。それに比べてペット保険は短期間の契約であって、補償額も少額です。長期間のカバーも必要ではありませんので、少額短期保険会社は契約期間が1年以内(第二分野については2年以内)の保険商品を扱っています。 主な取扱内容ですが1人の被保険者が契約できる上限がありまして1,000万円までとなっています。

  • 死亡保険 300万円以下
  • 傷害疾病保険 80万円以下
  • 損害保険 1,000万円以下
  • 傷害死亡保険 300万円以下
  • 疾病等を原因とする重度障害保険 300万円以下
  • 傷害を原因とする特定重度障害保険 600万円以下

また1年以内の少額短期保険ということもありまして、損害保険会社のように『損害保険契約者保護機構』への加入が法律では義務付けられていません。

日本少額短期保険協会の事業所一覧

会員一覧・関連団体 – 協会のご案内 – 日本少額短期保険協会

日本少額短期保険協会の会員一覧・関連団体ページです。

現在は83事業所が加入しています。

保険の選択は自由です

少額短期保険会社と損害保険会社は、両方とも金融庁の監督下です。そして法律で定められた責任準備金制度がしっかりと設けられています。ですから「少額短期」の保険会社の商品は不安だと思う必要はないわけです。しかしながら保険を選択して契約するのはご自身の判断です。保険商品の選択は自由ですので、自分とペットに合った保険商品選びをされましょう。

著者の情報

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日吉 浩之自動車保険の専門家
国内系大手損害保険会社でにて主に自動車販売会社の代理店営業を経験したのち、SBIホールディング社にて日本最大級の一括見積もりサイトの運営に従事。生損保約40社とのビジネスを介して、保険のダイレクトマーケティングを行ってきました。現在は株式会社プリモポストの代表取締役として、アニメーション動画(Youtube)を通じて保険をわかりやすく紹介する事業にも取り組んでいます。
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カテゴリー:ペット保険,専門家による記事