医療保険を決める前に確認しておきたい!年齢別・傷病別の平均入院日数とは
投稿日:2016年6月30日
もし入院する場合、この病気では何日間入院するのでしょうか?年齢によっても違うのでしょうか?そして平均の入院日数は何日間なのでしょうか?
1. 年齢別・傷病別入院日数
厚生労働省が3年に1回、病院や医院を利用する患者さんに対しての調査を元に、年齢別と傷病別の入院日数結果を報告されています。この資料から民間生命保険会社から医療保険に加入する際の検討材料とすることが出来ます。
医療保険の教科書:年齢別・傷病別に入院日数
年齢別・傷病別の平均入院日数
病気や怪我での入院に備えて医療保険に入る前に、平均入院日数がどの程度かは頭に入れておきたいものです。何歳で、どんな病気にかかり、その治療にどれくらいの期間を要すのか?このページでは、年齢別・階級別の平均入院日数をまとめてみました。
厚生労働省:平成23年患者調査の概況
平成23年(2011)患者調査の概況|厚生労働省
平成23年(2011)患者調査の概況について紹介しています。
- 年齢別平均入院日数
年齢によって、疾病や入院日数の度合いを知ることは皆さんが任意の医療保険に加入する際にとても重要な資料となるものです。この資料によりますと、やはり高年齢になるにしたがって入院日数が増えていくことがわかります。現役世代よりも会社を退職した年齢でもある65歳以上になると、顕著に入院日数が増えてきていることがここでわかります。そして病院での総日数では34.3日、一般診療所では17.5日となりまして全体的な平均在院日数は30日を超えて32.8日という結果になっています。 - 傷病別平均入院日数
それではどんな病気に注意すべきか、傷病別の入院日数で確認してみますと平均在院日数の32.8日をオーバーしてしまう疾病がわかってきます。これも年齢別に分類されていますので、医療保険の選ぶ際には必要な検討材料となってきます。
2.疾病別の入院日数
特に注意を要するのが、精神性疾患と呼ばれるものです。
- 脳血管疾患93.0日
- アルツハイマー病236.3日
- 統合失調症・統合失調症型障害等561.1日
- 血管性等の認知症359.2日
と平均入院日数が100日以上の疾病には特に十分注意して医療保険の特約保障の内容を確認するべきでしょう。
また統合失調症・統合失調症型障害等の疾病だけは、ほかの疾病のように高年齢化と共に入院日数が増えてはいません。全年齢で起こる特異な疾病症状だといえますので、こちらは全年齢での保障があるかを確認すべきでしょう。
3. 平均入院日数
平均入院日数が、年齢別でも傷病別でも平均すると32.8日というのが基本的な要素となってきます。ですから、これから長い期間の医療保険に加入しようと考えていられるのならば、入院日数は30日以上、もしくはそれ以上日数の保障を備えたプランをご検討していただければよろしいのかと考えられます。
4. 適切な医療保険
今後、どのような疾病にかかるかわかりませんが、年齢で判断しますと必要以上に高い医療保険に入る必要はないのがわかります。生命保険会社各社からの医療保険商品の資料等を良く吟味して、選ぶ際には慎重に公的な資料をもとにして適切な保険を選ぶように心がけて下さい。
著者の情報
- 国内系大手損害保険会社でにて主に自動車販売会社の代理店営業を経験したのち、SBIホールディング社にて日本最大級の一括見積もりサイトの運営に従事。生損保約40社とのビジネスを介して、保険のダイレクトマーケティングを行ってきました。現在は株式会社プリモポストの代表取締役として、アニメーション動画(Youtube)を通じて保険をわかりやすく紹介する事業にも取り組んでいます。
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