アクサ損害保険で本当にいいでしょうか..。「目からウロコ」です!どうぞ最後までお読みください。
投稿日:2019年4月4日
アクサ損害保険に契約しようと考える。でも、この広告をみて「何か知らないアクサ損害保険に秘密があるのではないかと思われませんでしたか。実は、あるのです。あなたが本当に知りたい、アクサ損害保険を選ぶ不安が何か、自動車保険の専門家としてわかりやすく説明していきたいと思います。最後までお読みいただけると嬉しいです。
自動車保険のランキング情報は役に立たないフェイクランキング情報!?
自動車保険のランキングを調査するときに、どのようなランキングサイトを思い浮かべますか。Googleで「自動車保険 ランキング」と検索すると、価格.comやオリコンのランキング。その他、ファイナンシャルプランナーの投票によるランキングサイトが上位に表示されます。
これらのコンテンツから収益を得ている方に嫌われてしまいますが、私はこれらのランキング情報は全くと言って信用できない情報だと考えています。まさにフェイクランキング情報です。
なぜ、フェイクランキング情報と申し上げているか。それは、インターネットによる偏った投票・評価。また、本当の自動車保険を知らない生命保険メイン(自動車保険は素人)のファイナンシャルプランナー(FP)さんによる投票・評価だからです。
残念ながら多くの自動車保険のランキング結果は偏った母集団に対する調査、自動車保険を知らないFPさんによる投票結果なのです。
インターネットのヘビーユーザとそうでない方とでは、全く違うランキング結果が出ることを認識しておかないといけません。また、FPさんも基本は生命保険の専門家なのです。損害保険とは全く異なる分野の専門家が多いのです。
各ランキングをよく見てください。どのランキング結果も、国内系大手の損害保険会社が上位に出てこないのがおかしいと感じませんか。ランキング上位を占めているのが、ダイレクト型の自動車保険を販売している損保会社ばかりです。
東京海上日動や損保ジャパン日本興亜社が入ってこないランキングに違和感を感じていただきたいのです。
フェイクランキングなんて新しい言葉♪
国内系大手損保の3グループが入らないのはおかしい?大手には優秀な人材が多いはず!?
国内系大手損保3グループには日本の学生の中でも一般的に優秀といわれる学生が集まります。私自身の経験から申し上げても、この3社には優秀と言える方の比率が高いです。仕事の根回しであったり、早さであったり、丁寧さであったり…。
2018年の就職希望ランキングを発表しているサイトでは、国内系大手損保会社が実際に数々の有名企業を差し置いてトップ10に入っております。
マイナビ2018:就職企業ランキング 文系総合ランキング
- 全日本空輸(ANA)
- JTBグループ
- 日本航空(JAL)
- 三菱東京UFJ銀行
- 東京海上日動火災保険
- 三井住友銀行
- エイチ・アイ・エス(H.I.S.)
- みずほフィナンシャルグループ
- 損害保険ジャパン日本興亜
- 伊藤忠商事
出典:http://job.mynavi.jp/conts/2019/tok/nikkei/ranking18/rank_bun_all. html
私が損保業界で働き始めた時代も東京海上、安田火災(損保ジャパン)、三井海上と住友海上。この4社を優秀(学習能力が高い、行動力がある学生)と呼ばれる学生はまず選んでいきました。
私が最初に地方に転勤になった時の話ですが、各地に旧帝大と呼ばれる大学があります。関東で言う東京大学です。大手損保会社の地方支店には、旧帝大の出身者の女性が就職・配属され、営業事務職や事故対応職の前線で働いているのです。
私は一般的に偏差値が高い大学から就職された方は、新しい業務を修得するまでのスピードや、一つ一つの業務をこなすスピードなどのスキルに違いがあると感じておりました。優秀な学生ほど、大手損害保険会社を選んで働く可能性が高いのです。
代理店さんも大手と中堅損保では明らかに仕事の質に違いがあると言っておりました。大手損保会社は中学生のときに、一番優秀だった女の子たちが働いている会社というイメージを持つとわかりやすいかもしれませんね。
インターネットによるアンケート結果は回答結果が極端に偏ることが多い
私もインターネットで色々なアンケートを取っておりましたが、アンケートの母集団が偏ることによく悩まされました。様々な媒体インターネット媒体で1,000人の回答者がいても、約600人がダイレクト型自動車保険に加入していることが多いのです。
日本でダイレクト型自動車保険に加入しているのは100名中7人か8人程度です。決して100名中60名ではありません。
インターネットによるアンケートを行なうと、世の中の母集団と大きく異なる母集団に対するアンケートになるのです。アンケートに回答してくれるのは、Amazonや楽天を積極的に利用される方たちなのです。
そのような偏った母集団に対するアンケートは、偏ったアンケート結果になってしまい、意図しなくてもフェイクランキング情報になってしまうのです。
各保険会社に契約している人を1,000人ずつ集めてアンケートをとれば、かなり正しいアンケート結果になるかもしれないわね~
ダイレクト型が上位ランクインしている自動車保険のランキング情報を検証してみましょう
自動車保険のランキング情報を発表している大手2サイトと書店で販売されていたマネー誌のランキング情報を検証してみたいと思います。
”2018年” オリコン顧客満足度ランキング (自動車保険のランキング・比較)
”最新 2019年” オリコン顧客満足度ランキング (自動車保険のランキング・比較)
- ソニー損保
- 共栄火災
- 東京海上日動
- チューリッヒ保険
- セゾン自動車火災
- アクサ損害保険(アクサダイレクト)
- AIG保険
- イーデザイン損保
- 損保ジャパン日本興亜
- 日新火災
想定通りですが、ダイレクト型のソニー損保が1位です。大変僭越ですが違和感を感じるのは、共栄火災が東京海上日動より上位にランクインされていることです。また、三井住友海上が共栄火災やAIG保険、日新火災より下位に評価されております。
オリコン顧客満足度アンケートは個人的な意見として違和感を感じる結果です。
過去4年以内に自分が運転していて自動車保険を適用したことがあり、かつ、自動車保険へ加入する際に選定に関与した人
2018年6月27日から9月27日の調査でサンプル数が16,378名ですが、過去3年間のアンケート結果を母集団として使い続ける、あまり目にしない手法をとっているランキング結果です。
改めてみていただきたいのですが、自動車保険の業界トップ会社と緑色の共栄火災(ソニー損保とアクサ損害保険の間)における正味収入保険料の違いは次のグラフほどあります。
インターネットによるアンケートだと、回答者の6割から7割がインターネットで通販型自動車保険に契約している回答者の可能性が高いため、数字を操作していくなかで違和感を感じる結果なってしまったようです。
事故対応調査は絶対に信じてはいけない
オリコンのランキング情報に、事故対応に関するランキング事項がありますが、これは絶対に信じないで欲しいです。事故対応ランキングは、他のサイトでも同じです。信じないで欲しいです。
自動車保険の保険金支払い部門と仕事をした人にしかわかりませんが、事故対応は事故の種類によって対応の難易度は変わってきます。人身事故と物損事故では関わる人の数も違いますし、事故対応の難易度は変わってきます。
死亡事故と後遺障害が残る事故。交差点の中の事故と駐車場の単独事故。難易度が全く異なります。
駐車場内の単独事故を起こした方に「事故対応がどうだったか」と尋ねても、不満が発生することなんてほとんど無いんです。修理工場で単純な修理を行いそれに対し保険会社が保険金を支払うだけなのです。
単純な物を壊して直す事故と人をひいて後遺障害認定でもめる人身事故。同じ土俵にあげて評価こと事態ありえないことなのです。後遺障害が発生する事故は、示談に至るまで時間がかかります。死亡事故よりもめるのです。
自動車事故の満足度調査するときに過失が100対0の追突事故や赤信号無視だけに絞った事故での調査であればある程度トレンドが出るかと思います。同じ内容の事故による比較調査でないと、対応が異なるので満足度も当然変わるのです。
どのような自動車事故も一緒にして大雑把な調査であるオリコンランキングはまさにフェイクランキング情報なのです。
オリコンさんの「受取額・支払いスピード」調査もちょっと信じるには危ないランキングだわ~♪
2018年 価格.com自動車保険満足度ランキング
ランキングの順位を公表しているのは上位3社だけです。4位以下については表示されている順番だと推測します。
調査対象者
過去半年以内に価格.comを利用した方のなかで、現在自動車保険(任意保険)に加入している、もしくは事故時等に保険会社に連絡をしたことのある方(カカクコム調べ 実査委託先:マクロミル)
想像ください。あなたの知り合いに、何でもネットで賢く買い物をする方っていらっしゃいませんか。何でも1番安く買えたらよいという方。アンケート回答者はそのような方々が回答した結果と思ってください。回答は偏りますよね。
オリコン調査では10位以内にも入らないSBI損保がカカクコムでは1位です。徹底的な価格破壊と良質なサービスの提供を目指すSBIホールディングスの会社です。価格志向が強い方が回答していると推測できるのです。
このリストに楽天損保(旧朝日火災)が入って、損保ジャパン日本興亜や三井住友海上が入ってこないことがおかしいと思うべきなのです。
この価格.comのランキング情報もフェイクランキング情報と考えるべきです。
別冊宝島 生命 保険実名ランキング!専門家が選んだ自動車保険ランキング
別冊宝島のランキング情報は、イーデザイン損保のホームページに記載されていました。私はこのフェイクランキングを堂々と載せるイーデザイン損保に対し東京海上グループというNo.1グループのプライドをどこに捨てたのか、首をかしげたくなります。
このランキングは、16名のF Pプランナーの方による投票でランキングが付けられております。おそらくFPの皆さんは生命保険分野のプロであって、損害保険分野のプロではないと推測されます。
なぜならば、自動車保険のプロと称する方が選んだランキングに東京海上日動火災と三井住友海上が入ってこないからです。一体どのような考えで評価・ランキングされているのか気になり調査をいたしました。
イーデザイン損保が5年連続とNO.1とうたっているランキング情報の実態、FPの実態を皆さんに知ってもらうため、問い合わせを行なってみました。結果は以下の通りです。
イーデザイン損保をランキング1位に選んだFP(保険の専門家)について調査をしてみた
投票したFPさんがどのようなFPさんで、なぜイーデザイン損保が1位に選ばれたのか、5つの質問を問い合わせ調査しました。
- 保険会社がテレビCMで事故対応をPRしていますが、事故対応の違いは何を比較するのがいいのでしょうか。
- 車の保険で一番大事なことは何でしょうか。宝島で1位に評価された会社はなぜ1位とされたのでしょうか。
- もしよかったら宝島で1位に評価された保険会社を教えてください。
- ●●さんに1位に評価いただいた会社の契約手続きをいただくことは可能でしょうか。ダメでも自動車保険の契約をお願いすることは可能でしょうか。
- ●●さんを通じて、車保険の契約が可能な保険会社はどこでしょうか。
各FPさんの回答は次の通りとなります。
gift your kife:荒俣 佳世子(代理回答)
- 初期の事故受付は24時間365日の会社が殆どですが、事故対応は会社によって変わる事があります。基本的には全国で対応できる拠点のある会社が対応としては安心になるかと思います。
- 宝島の記事を確認できませんでしたので、1位の理由はわかりません。あくまで私見となりますが、車に限らず保険で一番大事なのは補償と給付になるかと思います。お客様が望む補償が支払える範囲でカバーできているかどうかになるかと考えます。
- 申し訳ありませんが、宝島の記事を確認する事が出来ませんでしたので不明となります。
- 1位の会社が不明となりますので、対応できるか判断致しかねます。弊社で取扱いのある保険会社で自動車保険の案内をする事は可能ですが、お客様がお住いの地域によって対応出来る出来ないが変わりますので、お住いのご住所についてご教授願いますでしょうか。
- 弊社で取扱いのある保険会社は、東京海上・三井住友海上・損保ジャパン・AIG損保・楽天損保・あいおいニッセイ同和損保・チャブ損害保険・そんぽ24の8社となります。
FP for You:稲村優貴子
- 回答なし
- 本の体裁上ランキング形式にしておりますが、生命保険・自動車保険ともに
保険の良し悪しは、契約者自身がどの点を重要視していて、それに合致するものがどこの保険なのかで決まります。 - 回答なし
- FP For You代表としてFP業務を主体に活動しておりますが、別会社クレストコンサルティングの執行役員をしており、そちらで保険代理店業務も行っています。(FP相談から保険も任せたいという流れになることもあるため)
- 自動車保険は、3社提携しています。(損保ジャパン、東京海上、そんぽ24)
田中香津奈(フェリーチェプラン)
- 回答なし
- 保険は生命保険と損害保険に分かれているのですが、私は生命保険の専門家になります。
- 回答なし
- 現在は、個別相談そのものを休止しているのですが、やっていたとしても車につきましては、損害保険にあたりますので、個別対応しておらず、私を通じて契約することもできません。お力になれず、大変申し訳ございませんが、どうぞ、よろしくお願いします。
- 回答なし
長尾義弘
- 保険料と事故対応力
- 初動の時間の対応が長く、現場にセコムがかけつけてくれること。
- 東京海上グループのイーデザイン損保
- 公正中立な立場でありたいため不可
- 不可
中里邦宏(FP提案書工房)
- 申し訳ありませんが、ご期待に添えかねます。
- まず、自動車保険は、取り次ぎができる代理店経由よりもダイレクト系(ネット通販系)の方が代理店に支払う手数料がない分、保険料が安いです。そのため、誰か経由で契約すると言うことは保険料が高い商品に限られます。ちなみに、渡した推奨した商品はダイレクト系です。
- 申し訳ありませんが、ご期待に添えかねます。
- 次に、私は保険募集人をしておりませんので、個別具体的な商品の推奨はコンプライアンス的にできません。商品の一部しかお伝えすることができず、お伝えしていなかったことが原因で不利益を生じさせたくないからです。
- 商品にはそれぞれ特徴があり、メリットデメリットがありますので、興味を凭れた商品を比較し、ご選択いただければと思います。
森田和子(FPオフィス・モリタ)
- 口コミが重要な社会なので、どの会社も対応に配慮していると思います。
365日24時間受付であること、事故対応にセキュリティ会社が駆け付けることなども安心材料になりますね。 - 基本的なことですが、対人・対物補償が無制限であることです。詳しくはお答えできませんが、FP達による点数化で最高得点だったからです。
- セゾン自動車のおとなの自動車保険ですが、アンケートに回答したその時の1位であったとお考え下さい。(かなり迷いました。今、補償内容を比較し直したら違うかもしれません。)
- ありがとうございます。せっかくのお話ですが、保険代理店業務はしておりません。申し訳ございません。
- 割安な保険料を求めるならネットの自動車保険ですが、契約内容から事故対応まで、電話一本で全てやってくれる担当者を求めるなら地元で評判のよい代理店にお任せするのもありです。(おそらく保険料は高くなります。)
イーデザイン損保を1位と選んだ自動車保険の専門家の回答を検証してみます
私はフェリーチェプランの田中さんの回答がFPさんたちの回答を代弁していると感じました。FPの皆さんは生命保険の専門家なのです。さらに、自動車保険のランキング1位に選んだイーデザイン損保を実際に扱っている方は1人もいないのです。
残念ながらこの雑誌で損害保険についてランキングをつけたことは企画として無理があります。自動車保険という商品で何が一番大切か。当たり前のことすら回答できないFPもいるのです。
もっと頭が痛くなるのはイーデザイン損保がこのような自動車保険のフェイクランキングを堂々とホームページで載せていることです。
私は過去に同様のランキングで1位を取っているのにも関わらず、全くホームページ上でうたわない保険会社の担当者に「なぜ使わないのですか!?」と尋ねたところ「正しく評価されたランキング情報ではないから」といわれました。
その姿勢にとても感銘いたしました。
第三者によるランキングを使って契約者を獲得するのではなく、自社の力をつけて、契約者に評価してもらいながら拡大していく。とても重要な姿勢だと思います。
FPさんたちの回答、少し残念な回答が多いわね~
だからランキング情報が変!損害保険大手(東京海上・SOMPO・MSAD)3グループでシェアは90%以上
今まで紹介した3つのランキング結果をみてどのように感じられますか。損保業界で自動車保険に関わっている方には、これらのランキング結果はフェイクランキング情報と感じているはずです。
その一つの裏づけデータとして保険会社の売上高規模を確認したいと思います。2017年4月から2018年3月までの主な保険会社の元受正味収入保険料を確認してみました。
元受正味収入保険料(2017年度)
- 東京海上日動火災(106.4百億円)
- 損保ジャパン日本興亜(107.8百億円)
- 三井住友海上(65.9百億円)
- あいおいニッセイ同和(68.4百億円)
- イーデザイン損保(2.8百億円)
- セゾン自動車火災(3.3百億円)
- 三井ダイレクト(3.7百億円)
- ソニー損保(9.8百億円)
- アクサダイレクト(4.8百億円)
- SBI損保(2.3百億円)
ご覧いただいたとおり、圧倒的に大手3グループの4社がシェアを占めています。ダイレクト型自動車保険の先駆けであったソニー損保ですらシェアはまだまだです。
つまり、東京海上日動や損保ジャパン日本興亜社が入ってこないランキングは本来考えられない結果のランキングなのです。大変申し訳ないのですが、楽天損保(旧朝日火災)がリストに載る価格.comの結果はまず正しいとは考えにくいのです。
「自動車保険 ランキング」の検索で上位に出てくるランキングサイトはほぼ全てフェイクランキング
先日、Googleのサーチ エヴァンジェリストの方にお会いして、Googleの検索結果について話を伺えました。サーチ エヴァンジェリストの方いわく「Googleはまだ正しい情報を表示するだけの機能が必ずあるわけでもない」とのことでした。
つまり、フェイクランキングでも上位に表示されてしまうことは多々あるのです。ランキング情報はご自身の判断で信頼すべきか、否か判断していく必要があるのです。
ここで信頼できるランキング情報と、そうでないランキング情報を簡単に見分ける方法についてお伝えいたします。
信頼できるランキング情報とそうでないランキング情報の見分け方について
損害保険代理店が発表しているランキング情報
NTTiF社など代理店が出しているランキング情報は、契約者の数値がそのまま出されているので、代理店のごとのトレンドとして信じてよいと思います。ただし、注意いただきたいことがあります。
まずは、代理店の募集スタイルです。WEBで募集している代理店なのか、それとも対面で募集をしているのか。次に、取扱保険会社は何社あるのか。その商品はお客さまが主体的に選んでいる商品なのか。
例えば、トヨタ系列の自動車販売店(ディーラー)でランキング情報を出した場合、あいおいニッセイ同和、三井住友海上、東京海上日動火災の3社がほぼランキングを独占します。ランキングもこの3社でほぼ決定です。
中堅損保の日新火災やAIG損保の取扱はまずないため、ランキングに入ってくることは考えられません。
ファイナンシャルプランナーが発表しているランキング情報
FPさんが評価したランキング情報について。これは、先ほど例に挙げたように、ほとんどの方が生命保険の専門家です。
事故処理まで対応する損害保険代理店の方の評価であれば、ある程度信頼できるランキングでしょうが、そのようなサイトは残念ながら見たことがありません。つまり、使えないフェイクランキング情報だと思っていた方が安心です。
さて、そもそもこのページを訪れていただいた方は、自動車保険に対する漠然とした不安とともにどこの保険会社に契約すべきか悩んでいらっしゃると思います。その抱えている不安について紐解きたいと思います。
自動車保険のランキングで決めるのであれば売上ランキング
自動車保険のランキング情報からどのダイレクト型自動車保険に決めようか悩んでいるのであれば、売上ランキングを見るのが一番わかりやすいかと思います。
保険会社の売上は正味収入保険料という指標でわかり、過去5年間の数字をグラフにしてあらわしてみました。
テレビコマーシャルでよく見かける会社が上位に名前を連ねていますが、数字が右肩上がりに成長し続けているのはアクサ損害保険とセゾン自動車火災、そしてイーデザイン損保の3社になります。
その中でも世の中の方に選ばれ、一番勢いがあるダイレクト型自動車保険を販売しているのは、セゾン自動車火災のようですね。参考データとしてご活用ください。
万が一のための自動車保険。万が一とはあなたが加害者となる死亡事故です。
自動車保険にお世話になる最悪の事態とはどのような事態でしょうか。ソニー損保の動画のコマーシャルで3人の登場人物と、松本白鸚さんがこのようなやり取りをしています。
登場人物A:「事故のときネットでしかやり取りできなくて」
登場人物B:「担当者も来なくて」
登場人物C:「なんか冷たいイメージ」
松本白鸚さん:「ソニー損保をご存知でない」
ソニー損保を知らない。まさにその通りだと思います。これは、ソニー損保のみならず、ダイレクト型の自動車保険全てに該当する話になります。本当に知らないのです。
皆さんがイメージしている自動車事故は車と車がぶつかってケガをしない事故だと思います。でも、自動車事故で一番辛い事故は死亡事故です。
万が一とはあなたが死亡事故を起こしてしまったときのことを考えるべきなのです。自動車事故は、飛び出してきた子供を誤ってひいて死亡させてしまったときのことを考えて欲しいのです。
死亡事故を万が一起こしたら、一体何が起きるのか。具体的に確認していきたいと思います。
「元モーニング娘。」吉澤ひとみが飲酒運転で時速86kmを出し、信号無視で2人ひき負傷させた
元アイドルが飲酒運転かつ信号無視で横断歩道を渡ろうとした2人を引いた事件は、世の中に大きな衝撃を与えました。被害者のお2人が重傷を負わなかった、死亡しなかったのが不幸中の幸いでした。
事件を起こしたのが2018年9月6日(木)、起訴されたのが9月26日(水)。20日間経っても、まだ原宿警察署から出ることができていません。死亡事故に至らなくても、過失運転致傷と道路交通法違反で20日以上留置されたのです。
※なお、保釈されたのは9月27日(木)で、3週間の留置でした。
万が一、1人でも亡くなっていたらこの留置中に外で行なわれることがあります。それが被害者の通夜式と告別式です。加害者の吉澤ひとみは式に参列できないため、吉澤ひとみの家族が参列することになっていたでしょう。
さて、ここで問いたいのが、ソニー損保のこの一言なのです。
松本白鸚さん:「ソニー損保をご存知でない」
私は自動車保険のランキングを調べている方に、ソニー損保のみならず、損害保険業界の慣習を知っていただきたいのです。
それは、死亡事故にかかる保険金支払いの示談交渉は四十九日の法要があけてから開始され、保険会社がその間に積極的に関与しない慣習があるのです。保険会社の社員が通夜式や告別式に顔を出すこともないと考えた方がいいです。
何だか知らないと怖い話です。もっと教えてください!
いいわよぉ~。ランキングより重要な話よ~
死亡事故を起こしたら被害者の通夜式と告別式がある
自分ごととしてイメージしていただくために、あなたが死亡事故を起こしたということをイメージしてください。被害者の通夜式と告別式は亡くなってからおおよそ1週間以内に行なわれます。
あなたが吉澤ひとみと同じように20日以上も警察署に留置されることになった場合、誰が被害者の通夜式と告別式に行きますでしょうか。あなたのご家族や配偶者があなたの行動に責任を感じられて式に参列されるはずです。
死亡事故でなくても長期拘留されることがあるカメー
死亡事故の示談交渉は四十九日の法要(喪中)があけてから開始されます
保険会社は死亡事故の対応として、被害者遺族の気持ちが落ち着き、お葬式後の各手続きが終るのを待ってから示談交渉を開始します。これが損害保険業界の一般的な慣習です。その間、積極的に保険会社が連絡を取ることは行なわないのです。
被害者家族から葬儀費用について話があっても、加害者の家族や配偶者に話がきます。家族や配偶者が非常に心を痛める最悪な事態において、あなたがどのように自動車保険を契約するかで大きな対応の違いが生じてくるのです。
ダイレクト型自動車保険では通夜式・告別式に盾となってくれる人は現れない
自動車保険は万が一の自動車事故に備えるものなのです。その万が一とは死亡事故も含むのです。
ソニー損保のコマーシャルで松本白鸚さんがこのような5つのセリフを発しております。
- 予期せぬ事故、そのときあなたは
- 任せられるのがいい
- そこまでやる
- だから選ばれる
- 安心をもっと安く
残念ながら、あなたが加害事故を起こしても、被害者の通夜式や告別式にダイレクト型の保険会社の方が一緒に参列することはまずありません。お金のニオイがする保険会社の人は参列しないのが一般的なのです。
「予期せぬ死亡事故、そのときあなたは一人」となってしまうのです。
”弁護士特約に入っているから大丈夫”と思いですが、弁護士さんは頭を下げるのが仕事ではありません。問題を解決するのが仕事です。ここで、あなたを助けてくれる本当の人は、損害保険を取り扱っている損害保険の代理店さんです。
いやだぁ~。万が一のときに一人はいやだぁ~!!
損害保険代理店の手数料は万が一の際に一緒に頭を下げ、事故対応において盾となってもらうための費用
ダイレクト型の自動車保険は通常の自動車保険と比較して代理店手数料分が安くなるといわれますが、安くなる対価は万が一の事故を起こしたときの盾となってくれる方のために支払う対価なのです。
通夜式・告別式で保険会社の代理人として一緒に頭を下げ、盾になってくれるのが損害保険の代理店さんなのです。自動車保険のランキング情報を検索されている方は、この事実をご存知で自動車保険を探していらっしゃいますでしょうか。
ダイレクト型の自動車保険は保険料が安くなるというメリットがあります。ただし、代理店が介在しているという価値を失うのです。万が一の盾を捨てることになるのです。
私はダイレクト型自動車保険に契約することを止めた方がいいということを言うつもりはありません。保険料が安くなることで今まで付帯できなかった、車両保険を付帯できるようになれば、それは非常に良いことだと思います。
ただし、知っていただきたいのが万が一の盾となるべき代理店を失っているということなんです。本当に安いからと言ってダイレクト型自動車保険に契約していいのか。
あなたとご家族の皆さんがそのリスクを理解したうえでダイレクト型自動車保険に入るべきなのです。万が一の事故で家に残された方が1人で対応している姿をイメージしてください。
自分が起こした事故で、家族や配偶者に迷惑をかけ、更に自動車保険のサービスも想定外だった。本当にこれで良いかよく考え、お話をされてからご契約いただくようお願いいたします。
代理店さんの選び方も重要になりますね
そうよ~。最後に参考としてどこに契約しているか確認してね~
私が契約しているのは地元の保険業専属の代理店(プロ代理店)さんです
どこの保険会社に契約をしたらいいか、ランキングからその情報を得ようとしている方に私がどこの保険会社でどこに自動車保険を契約しているかお伝えしたいと思います。
私は若い頃から自動車事故の対応をいくつもこなし、今は自動車保険の専門家と自称しておりますが、自動車保険の契約は地元のプロ代理店さんです。理由はシンプルです。万が一のときに、家族を守りたいからです。
何かあったときにすぐに駆けつけて家族を助けてくれる人にお願いしたかったからです。
契約している保険会社は最大手の保険会社です。これは、何かあったときも示談交渉能力の違いが明らかに出ることを知っているからです。理路整然と相手保険会社と交渉してくれる人をどこの保険会社の人に託すか。
これは自分の経験に基づき選びました。
自動車保険の等級が上がるにつれて保険料が安くなります。1年に1等級あがり、ある程度の等級になる頃に新たなご家族を持つ方も多いと思います。保険料を安くするのは当然大切なことですが、それ以上にどこの誰に万が一の対応を依頼するか。
自動車販売会社の営業マンでも構わないです。ガソリンスタンドの店員でも構わないです。あなたの万が一のときを託す方。どうされるかしっかり考えて決めていただきたいのです。
しっかり考えるカメ~
アクサ損害保険に契約をしていたら..。筆者が無保険の自動車に追突されてました
国道246号線といえば、東京の青山や渋谷を通る大きな幹線道路です。2019年3月30日(土)に、追突事故に遭いました。運が悪いことに、事故相手は知り合いの自動車を借りて運転していたのですが、なんと無保険自動車でした。
こうなると、私が加入していた自動車保険が役に立つのです。安さだけで選んだ自動車保険では痛い目にあう可能性があるのです。
国内系大手損害保険会社の車両保険は、追突事故や相手が赤信号無視などの、自分が無過失に事故による車両保険の保険金請求に対し、事故カウントしないのです。つまり、保険金請求をしても、次年度の契約更新時に自動車保険料があがらないのです。
早速、追突された自動車の修理見積もりを取りましたが約30万円かかる見込みです。
私は修理代の支払いでもめるのが面倒なので、まず自分の車両保険を使います。そして、事故相手に対する求償権を保険会社に渡すのです。保険会社が、できるかできないかわからない約30万円の修理代を回収することになります。
自動車保険の更新がきても、私の自動車保険は事故が無かったことでそのまま等級が進みます。これが、車両無過失事故に関する特約がある車両保険の利点なのです。
一方、もし私が他のダイレクト系自動車保険に入っていたら、このようにはいきません。車両無過失事故に関する特約という特約を提供できるダイレクト系損保会社が
- セゾン自動車火災
- そんぽ24
- 他1社
と、全てのダイレクト系損保会社が提供できているわけではないのです(2019年3月30日現在)。
もし、アクサ損害保険やソニー損保に加入してたら、先に車両保険の保険金請求ができるのですが、保険会社が事故相手から修理代を回収しないと、等級が下がり更新時の自動車保険料が値上がりします。やられ損になる可能性があるのです。
目の前の公道を走っている自動車の約2割は任意保険に加入していないと言われています。そのような自動車にぶつけられたときの事を考えて、自動車保険は加入すべきなのです。
追突事故のときに、大きな違いが発生しますね!
そうよ、自動車保険のランキング情報だけで決めないようにしないとね♪
最後に
「アクサ損害保険」と検索をされ、どのダイレクト型の自動車保険を選ぼうか考えていらっしゃる最中だったと思います。
再三申し上げますが、決してダイレクト型がダメとは申し上げません。カーライフにまつわる様々なリスクに対して、どれを限られたお金で保険会社に転嫁するか決める手続きにおいて、全てのリスクをきちんと把握してもらいたいのです。
小さなお子さまがいるご家庭などは、ダイレクト型に契約しない方がいいと個人的に思っております。一報、頼もしいご家族や友人がたくさんいらっしゃる方であれば、最悪の事態でも何とか対応できると考えれます。
最初に申し上げた、何となく感じている不安。それが何かお解りいただけましたでしょうか。自動車保険は自動車事故を起こした当事者が不在のまま、事故後の物事が進むということもありえるのです。
ご自身の家族構成などもよく勘案し、フェイクランキング情報には気をつけて加入される自動車保険は選ばれるようにしてくださいね。
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