台風、竜巻、洪水も!?火災保険の保険金支払い事例について
投稿日:2016年6月22日
火災事故によって建物の評価額である火災保険金がおりますが、その他にもこんな事故で火災保険がおりるのかと思ってしまうような事例があります。
保険料支払い額のトップは火災保険
火災保険の保険料支払額のトップは当然のごとく、建物本体の火災事故による保険料支払額です。これは火災保険の基本契約のみをしている方が多いということもあります。
事故件数のトップは水災・風災・雪災
火災保険の事故件数では火災事故がトップはありません。水災・風災・雪災と呼ばれる自然災害が原因で保険料が支払われたケースが多いのです。
火災保険の「住宅火災保険」というオードソックスな保険契約に加入していれば、火災保険以外の自然災害の風災害・雪災害も適用されて補償されるのです。
また「住宅火災保険」に付加して、水災・給排水事故・盗難や騒じょう等による暴行・破壊等も補償してくれる「住宅総合保険」に加入すれば、さまざまな補償が含まれます。
自然災害による保険料支払い事例
実際は免責額が20万円になっているケースがほとんどですが、保険会社によって免責額も違いますので確認が必要になります。また最近では保険会社によって、自分で選んで補償タイプを選択できる総合保険もあるので、契約する際には確認が必要です。
- 豪風で屋根が破損した・・・突風・台風・豪雨などで屋根が破損した場合、風災補償されます
- 建物の付属物であるカーポートが雪で傾いた・・・積雪・落雪・ひょう被害によるものでも雪災害補償されます
- 給排水設備による水漏れ・・・建物内に張り巡らされている給排水設備が水漏れを起こした場合
- 台風による床上浸水被害・・・台風災害により、河川の増水による家屋への床上浸水に補償されます。
地震保険
地震保険は国が運営している保険です。地震による
- 火災
- 建物の倒壊
- 津波による被害
- 地震による家財道具の被害 など
に保険金が支払われます。火災保険の保険金額の30%~50%の範囲内とされています。なお地震保険の対象は住んでいる建物と家財となっています。
国が運営している自動車の自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)のように、どの保険会社に加入しても保険料は一緒です。この地震保険というものは、火災保険に付帯して加入できるものです。地震保険だけ加入して火災保険には加入しないということは出来ません。
火災保険の支払い事例の確認
火災保険に加入する際には、単独の「住宅火災保険」だけ契約をするか、自然災害を包括して補償してくれる「住宅総合保険」もどうか、付帯して国が運営してくれている「地震保険」も加入すべきかどうかを再確認しましょう。
著者の情報
- 国内系大手損害保険会社でにて主に自動車販売会社の代理店営業を経験したのち、SBIホールディング社にて日本最大級の一括見積もりサイトの運営に従事。生損保約40社とのビジネスを介して、保険のダイレクトマーケティングを行ってきました。現在は株式会社プリモポストの代表取締役として、アニメーション動画(Youtube)を通じて保険をわかりやすく紹介する事業にも取り組んでいます。
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