旅行直前。インターネットでも気軽に入れる、海外旅行保険とは!

投稿日:2016年6月4日

海外旅行に行く際には、旅行会社も「海外旅行傷害保険」への加入希望の有無を確認します。では一体どのような保険内容なのでしょうか。

 

海外旅行傷害保険

「海外旅行傷害保険」は、損害保険会社で扱う商品で「海外旅行保険」とも呼ばれています。海外旅行に行く行程での様々な補償をしてくれる保険です(「旅行行程中」と呼んでいます)。

この旅行行程中には、海外の現地について補償をしてくれるのではなく、旅行へ行く際の自宅から空港・飛行機内と、帰りの分も含めて国内での旅行行程中も含まれています。

よく空港内で海外旅行保険を購入する方がいらっしゃいますが、保険を有効的に使うのであれば自宅からの旅行行程も含めた方がお得ですから計画段階で購入された方がお得感があります。

また現在では、大手損害保険会社での保険商品のみならず、インターネット経由での保険商品を手頃に購入することが可能となりました。オプションで自分の好きなように補償内容も選択出来るようになりましたし、価格も手ごろになってきました。

海外旅行傷害保険に入る理由

日本の公的な医療保険制度では、自己負担3割で済むという比較的割安な制度を受けられます。それも病院それぞれで統一された医療費である「保険診療」制度によって安心して治療を受けられるのです。

ところが、海外のほとんどは「保険診療」制度ではなくて「自由診療」という制度なのです。それぞれの病院で独自に診療費用を算出しています。費用も日本では数万円の治療であったのが、海外では数倍の治療費になったとメディアでは言っています。実際の海外事例ですが、盲腸(虫垂炎)になった際の治療費用を確認してみます。

(それぞれ主要都市・治療費用・入院日数です)

  • ホノルル 256万円 2日
  • ロサンゼルス 162万~216万円 2日
  • ロンドン 130万~173万円 2日
  • パリ 86万円 3日
  • 上海 11万円 7日

一般社団法人 日本損害保険協会より

日本損害保険協会 – 損害保険Q&A – からだの保険・他 – 問82 海外旅行傷害保険

日本損害保険協会(SONPO)による、損害保険全体の基本原則あるいは取り扱いの背景等を理解していただくための解説や、個別種目(商品)ごとのQ&Aなど。

上記のような病状に海外でかかった際には、治療費も膨大になってしまいます。キャッシュである現金も準備しないといけません。海外旅行傷害保険では、そのような補償に対する準備もしてあります。現金で支払うのではなく、保険に加入しているということが判断されるとキャッシュレスで済むのです。

楽しい海外旅行を

海外旅行に行かれた方は感じることかもしれませんが、ほとんどの方が海外旅行保険は使わなかったので無駄だったと思うようです。保険金を支払わずに済んだということは、とても楽しい旅行をされたということでもあります。安全に旅行をする為にも是非、計画する際には海外旅行傷害保険に加入しておきましょう。

著者の情報

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日吉 浩之自動車保険の専門家
国内系大手損害保険会社でにて主に自動車販売会社の代理店営業を経験したのち、SBIホールディング社にて日本最大級の一括見積もりサイトの運営に従事。生損保約40社とのビジネスを介して、保険のダイレクトマーケティングを行ってきました。現在は株式会社プリモポストの代表取締役として、アニメーション動画(Youtube)を通じて保険をわかりやすく紹介する事業にも取り組んでいます。
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カテゴリー:専門家による記事,旅行保険