自動車保険の専門家がおすすめ!通販型自動車保険を選ぶならこんな会社が安心です

投稿日:2018年10月31日

選ぶなら事故対応がしっかりした保険会社

自動車保険の保険料が大手損保会社より安い通販型自動車保険に加入を検討している方へ。通販型自動車保険は、損害保険代理店という万が一の後盾を失うという事実こちらの記事で紹介をいたしました。それでも、補償内容が充実されたり、経済的な観点で通販型自動車保険を選ばれるかたに、どのような基準で通販型自動車保険を選ぶべきかご提案させて頂きたいと思います。本日も最後までお読みいただけると嬉しいです。

自動車保険の保険料が安いという基準だけで決めるのは絶対にダメです!

自動車保険一括見積もりサイトを活用して、一番安い保険会社の自動車保険に決めようと考えている方。自動車保険がどんな時に備えた安心を購入する保険なのか、いま一度考えて欲しいと思います。

通販型自動車保険に加入し、運悪く相手が亡くなる死亡事故を起こしてしまった。これが最悪の事態の1つです。

そして、死亡事故を起こしたあなたが、警察に1週間以上拘留されてしまう。こんな事態を起こした時に、「まさかこんな事になるとは…」と悔やまないためによく考えいただきたいのです。

あなたが思い浮かべる自動車保険を使う自動車事故は、保険会社が流しているテレビコマーシャルのような事故となっていませんでしょうか。自動車から煙が上がって、ロードサービスを待つ。複数人が輪になって事故の話をしている。

最悪の事態は一刻をあらそう、そこに生死があるような現場なんです。

辛いシーンは想像したくないから、自動車から煙が上がっているシーンをイメージしてしまいます…

 

最悪の事故は事故発生直後に事故相手が意識を失って会話もできない

最悪の事態という環境下では、事故相手が意識を失って会話もできなくなっています。誰かが電話をしてくれた救急車が事故現場にやってきます。警察車両もやってきて、実況見分がされます。

事故を起こしたあなたは、そのまま警察車両に乗せられて、警察署に連れていかれます。

あなたが家に帰れない間、ご家族がさまざまなことに巻き込まれます。事故相手の家族、警察、保険会社。普段の生活がちゃぶ台返しにあったような、重苦しい日々のスタートです。

イメージすることが嫌な内容ですが、自動車保険のことをしっかり理解いただきたいので、続けてお読みいただきたいです。

事故相手が亡くなったら、自身ならびに家族には大きな負担がのしかかる

万が一、事故相手の方が亡くなる事故を起こしたら、残された家族が通夜式や告別式に参列します。冷たい目線を浴びさせられながら、心無い言葉にも真っ正面から受ける必要があります。

実は、このような場に保険会社の社員が同席してくれることは通常ありません。

損害保険業界の慣習として、四十九日の法要があけるまで、示談交渉を開始しないという慣習があるのです。その間、保険会社から事故相手に積極的な対応をさけるため、何かあったら加害者かそのご家族に話がふりかかってきます。

通販型の自動車保険は、代理店を介して加入していた大手損害保険会社の自動車保険と何も変わらないと思っていたのに、大きな違いが発生しているのです。もっと正しくお伝えすると、通夜式や告別式に同席し盾となってくれる代理店を失っているのです。

保険会社の人が参列してくれると思っていました…

 

損害保険代理店さんへの手数料は保険料の約18%前後

通販型自動車保険の保険料が安くなるのは、代理店に支払っている保険料の手数料部分です。大雑把な代理店手数料は自動車保険料の18%前後です。あなたは、この保険料の18%を支払うことで、最悪の事態に対する安心を買えるのです。

ただ一方で、代理店を失う意味を理解したうえで、通販型自動車保険に加入し、他の補償を充実させたいということであれば、通販型自動車保険に加入する意味はとても大きいと思います。

例えば、通販型自動車保険に変えることによって、車両保険を付帯することができるようになることもあります。大きな自損事故、台風による風災や水災に備えて、車両保険を付帯するのも重要なことだと思います。

自動車保険を通販型自動車保険に切り替えを考えているかたに

“保険料が安くなるから保険会社をかえる”

だけは避けていただきたいのです。安くなるからには、失うものがあるのです。自動車保険にという目に見えない商品にこめられた“安心”を買っているのです。

通販型自動車保険に変えるということの意味。万が一の後盾を失うことを理解して欲しいのです。その上で、通販型自動車保険に加入いただきたいのです。

 

代理店さんって大きな存在なんですね!

そうよ~。事故が無ければ何もないけど、大きな事故が起きたら本当に助かるわよ~。それが”安心”というやつよ♪

 

代理店が介在しない通販型自動車保険を選ぶならば事故対応力が高い会社がいい

自動車保険の事故対応力について、オリコンや価格コムなどがランキングを発表していますが、これらの情報はフェイクランキング情報と思ったほうがいいです。

自動車保険は事故が起きなければ保険料が安い方がいいですし、任意保険を未加入のままという選択肢も取れます。ただし、目の前の自動車がどんな高級車かわかりませんし、どんな荷物を運んでいる自動車かもわかりません。万が一損害を与えたら…。

そんな、万が一のときに、自分に代わってスピーディーに事故相手と示談交渉を進めてくれる保険会社が一番というのは間違いありません。事故対応力が高い保険会社です。

では、どのようにして事故対応力が高いと判断することができるのでしょうか。そのためには、自動車事故を担当する保険会社の損害調査部門について理解をする必要があります。

損害調査部門で働くキーマンの仕事を理解できれば、通販型自動車保険はどの会社にすべきか見えてくるのです。ここからは、具体的に誰の仕事が事故対応力に直結するのか、現場を見てきた専門家としてお伝えしていきます。

ここから保険会社の損害調査部門のキーマンを学習するカメ~

 

自動車事故の対応力は事故対応を行う技術アジャスターの手腕で決まる

事故対応力のキーマンは技術アジャスター

自動車事故のキーマンは技術アジャスターという方です。東京海上グループのイーデザイン損保のコマーシャルでおそらく織田裕二が演じている職業です。この技術アジャスターが実際に事故処理の重要な実務を担うのです。

保険会社が事故の受付から、保険金の支払いまでどのような人が関わっているか一連の流れを確認する中で、技術アジャスターの仕事を理解いただきたいと思います。

自動車事故の受付はアルバイトなどが24時間365日受けています

自動車事故が起きたら、保険会社に連絡をします。昼間であれば、自動車保険証券に記載されている担当部署に連絡をして、直ぐに担当者とコミュニケーションを取ります。

また、夜間や休日の営業時間外は学生などのアルバイトが事故受付の業務を行います。事故の受付だけをして、翌日の朝から、担当者が対応する体制を整えます。保険会社によってはホームページから報告ができるようになっています。

事故対応の入口では、電話対応を主にしている電話対応業務の担当者と話をします。事故状況、相手の保険会社、事故車両の入工先を確認します。

そして、ここからが技術アジャスターが活躍するのです。

私、全部電話対応の方が対応していると思っていました。もっと知りたいです!

 

技術アジャスターが事故車両の修理見積もりが適切な見積もりか確認します

ご自身・あるいは事故相手の自動車が修理工場やディーラーに入工したら、自動車の破損箇所を写真などを撮って確認し、修理工場やディーラーから届く修理見積もりを精査します。

見積もりに記載された修理対象箇所が、今回の事故によって発生した箇所だけなのか、修理見積もりの適正を確認します。この業務に時間がかかる技術アジャスターだと、自動車修理の見積もり認定が遅くなり、修理着工も遅れます。

自動車事故の対応で最初に重要なのは、修理見積もりを早く確認し、自動車の修理費用を保険金で支払えるか確認・認定する作業なのです。

能力の高い技術アジャスターは、自動車に対する知識が深いです。新しい自動車から古い自動車まで幅広い知識をもっています。自動車を修理をするのに、見積もり項目が正しいかどうか早く適切に判断することが可能なのです。

すごい、技術アジャスターさんが全て行なってくれるみたい!

 

技術アジャスターは相手保険会社と過失割合についても協議を行います

駐車場から車を出すときに、自分の家の壁にぶつけてしまう自損事故は電話対応業務の方が、会話窓口となり保険金支払いまで進めます。

しかし、事故相手がいて過失割合を協議しなくてはいけない示談交渉が難航する案件は、技術アジャスターが大きな役目を果たしてくれます。

例えば、実際に事故現場に赴き、その事故がどのように起きたのかということを検証することがあります。また、事故相手ならびに相手保険会社と現場立会いとなったときも、技術アジャスターが事故現場に立ち会ってくれます。

電話対応業務の女性が立ち会いに出てくることはまずありません。

また、過失割合の交渉も技術アジャスターが行なってくれます。難しい案件になればなるほど、この技術アジャスターに頼る部分が大きくなってくるのです。

自動車修理の見積もりの確認・認定を行い、過失割合を相手保険会社と交渉してまとめあげ、損害調査部門の課長に保険金の支払いの承認依頼をあげるところまで行なうのです。

交差点内の事故など、双方に過失があるような事故においては、技術アジャスターがどれだけスピード感をもって、事故車両や修理見積もりを確認し、相手保険会社との示談をまとめるかが事故対応満足度に直結するのです。

こんなに技術アジャスターさんが重要だったんだ!

 
 

私も全然知りませんでした!

そうよ~。技術アジャスターさんが事故対応満足度の最重要キーマンといって過言ではないわ~♪

 

通販型自動車保険を販売している会社は技術アジャスターをどれだけ雇ってる?

国内系大手の損害保険会社と通販型自動車保険を販売している損害保険会社の大きな違いの一つに、この技術アジャスターを全国津々浦々に配置できているか・できていないかの違いがあります。

通販型自動車保険を取り扱っているほとんどの会社は、全国に事故対応のキーマンとなる技術アジャスターを配置できていません。では、どうしているか。実態は損害調査の業務を調査会社に業務委託しているのです。

事故を起こした車両の損害調査業務を、損害調査会社もしくは鑑定事務所に委託しているのです。

日本損害保険鑑定人協会という協会があります。そのホームページをご覧いただければ、日本全国に損害事故調査を専門に仕事を行なっている事業者の一覧が記載されています。

大手損害保険会社が自社やグループ会社で行なう業務を、通販型自動車保険を販売している損保会社は、ほぼ外部の事業者に委託する必要がでてくるのです。

 

あっ、本当だ。鑑定人協会のHPから調べたら受託している保険会社を載せている会社があった!

自動車事故だけでなく、台風による風水災もこのような損害調査会社や鑑定事務所に仕事をお願いするよ~

 

損害調査会社や鑑定事務所は示談交渉を行なわない

先ほども記載しましたが、技術アジャスターは事故車両を確認し、修理にかかる見積もりが正しいかどうか判断する。そして、示談交渉を行ないます。

ただ、損害調査会社もしくは鑑定事務所は車両損傷の確認までで、その後の示談交渉は電話対応業務の社員が行ないます。事故車両を実際に見ることなく、相手との複雑な交渉を強いられることもあるのです。

事故車両・修理見積もり・事故現場を見た方と、損害調査会社もしくは鑑定人事務所から集まってきた情報を電話対応で交渉するのでは事故処理の質に差が生じてもおかしくはありません。

技術アジャスターを自社内もしくはグループ会社に雇いいれている大手損害保険会社はこのような部分において通販型の損害保険会社より強みを持っているのです。

うふふふ…。そろそろ、大手と通販の違いがよくわかってきそうね♪

 

セゾン自動車火災(おとなの自動車保険)は通販型自動車保険でおすすめ!

自動車事故にといて、技術アジャスターが重要であることをお伝えいたしました。また、通販型自動車保険を販売している多くの損保会社が損害調査会社もしくは鑑定人事務所に業務を委託しているとお伝えいたしました。

ここで通販型自動車保険を販売していながらも、全国の技術アジャスター網を使える保険会社があるのです。それが、損保ジャパン日本興亜グループのセゾン自動車火災なのです。

セゾン自動車火災は一般的に損害調査会社や鑑定人事務所に業務委託する仕事を、兄弟会社の損保ジャパン日本興亜社に業務委託しているのです。つまり、全国にいる損保ジャパン日本興亜社の技術アジャスターが事故車両を見に行ってくれるのです。

技術アジャスターは大手になればなるほど給与が高く、優秀な人材が集まると言われています。国内大手3グループの1社である、損保ジャパン日本興亜社の事故処理品質を通販型自動車保険に加入しながら体感できる。

それが、セゾン自動車火災(おとなの自動車保険)をお薦めできる理由なのです。

保険料だけでなく、このような点に違いをしっかり見出してね♪

 

最後に

自動車事故が起きている現場で働いていた経験から、技術アジャスターの手腕が事故対応能力そのものと言い切ることができます。コミュニケーション能力、事後を処理する能力、自動車に対する知見の深さ。

これらを有している方に対応していただく事故対応とそうでない事故対応では全く異なる示談交渉結果になります。

少し裏話になりますが、私が所属していた課は代理店が大きな保険料収入を達成しており、事故処理対応のミスによって大きな数字が無くなるようなことも発生する部門でした。そのような課には優秀な技術アジャスターが割り当てられたのです。

技術アジャスターは各課の担当として配属されていたのですが、優秀な技術アジャスターは各課長による争奪戦が始まります。営業部門の部長や支店長も首を突っ込むような話です。

それぐらい、損害保険会社において技術アジャスターの品質は重要なのです。

通販型・ダイレクト型の自動車保険を選ぶときには、少しぐらい保険料が高くても事故対応力が高い保険会社を選んだ方が安心です。

繰り返しになりますが、万が一の後盾になってくれる代理店はいないよりいた方が安心です。ただし、代理店を失うことによって得られる補償も当然あります。今あなたが一番何を必要としているかが重要だと思います。

何も考えないで、とにかく一番安い自動車保険を選ぶ。これでは、万が一のときに本当に辛い思いをする可能性があります。自動車保険の最悪の事態をイメージしながら、どのような自動車保険に加入するかご検討くださいね。

技術アジャスターさんカメ~!!!

 

保険ウォーカー推奨のダイレクト型自動車保険はここ

保険ウォーカーが推奨しているダイレクト型自動車保険はこちらから確認できます。クリックしてお進みください!

🚗【無料3分❗】比較して自動車保険の見積もりをすぐに確認する‼️

お問合せいただいた質問

Q.イーデザイン損保は東京海上日動の損害調査部門、セゾン自動車火災は損保ジャパンの損害調査部門を使っているって本当ですか?

A.その通りです。例えば、Y!モバイルがソフトバンクの格安スマホであるように、イーデザイン損保は東京海上日動に格安保険だと考えていただいて問題ないです。

Q.地方に住んでいます。損害調査網が整っていない外資系の保険会社は敬遠した方がいいですか?

A.複雑な事故に巻き込まれたとき、大手の損保会社より対応に時間がかかる可能性があります。万が一を考えれば、大手系の系列を選ぶことをおススメします。

Q.アジャスターさんと直接会うことはありますか?

A.現場立会などが必要になる事案では直接会うことがあります。事故でもめた時に、最もこちらの立場に立って相手と過失割合などの交渉をしてくれます。

著者の情報

アバター画像
日吉 浩之自動車保険の専門家
国内系大手損害保険会社でにて主に自動車販売会社の代理店営業を経験したのち、SBIホールディング社にて日本最大級の一括見積もりサイトの運営に従事。生損保約40社とのビジネスを介して、保険のダイレクトマーケティングを行ってきました。現在は株式会社プリモポストの代表取締役として、アニメーション動画(Youtube)を通じて保険をわかりやすく紹介する事業にも取り組んでいます。
(Visited 6,689 times, 1 visits today)

カテゴリー:編集長コラム,自動車保険